以前「パットイズマネー」というブログで
パターが入ればスコアが大きく変わる可能性があることを紹介させて頂きました。
パター数を減らすための方法は幾つかあると思いますが、
今回はパターの構造で転がり(反発)が変わるのか検証してみたいと思います。
パターにも、形、長さ、重さなど数えきれない程の種類があります。
その中から自分に合った物を見つけることはとても大変でお金もかかってきます。
パター自体がしっくりこなくて、ゴルフをする度にパターが変わっている。
という方も見かけたことがあります。
パターの大きな特徴の一つとして、フェースの構造の違いがあります。
パターのフェースの構造は、主に「削り出し」と「インサート」
という二つのパターンがほとんどになります。
削り出しパターの特徴は、コンピュータ制御のミルドマシンを使って、
軟鉄やステンレスのブロックから1つ1つ手間暇かけて
ヘッドを削り出すパターのことで、打感は硬めだと言われています。
インサートパターの特徴は、本体と違う金属や樹脂等の
別の素材を埋め込んだパターで打感は柔らか目だと言われています。
この二つのタイプのパターでどれだけ転がり(反発)
が違うか簡単な方法で調べてみました。
<検証方法>
使用パターは、スコッティキャメロンの削り出しパターと
オデッセイのインサートパターを使用します。
パターを固定し、ボールを30㎝上から落とします。
どれだけ跳ね上がるかを5回ずつ比べてみました。
【結果】
削り出し 約18㎝
インサート 約16㎝
今回の結果から、削り出しとインサートの違いはほとんどありませんでした。
大きな違いはありませんでしたが、
多少の違いが感覚を大きく変えているのかもしれません。
削りだしのパターは若干ですがインパクトで硬さを感じます。
パチッとしっかりとインパクトをしたい方には、良い打感を感じやすいと思います。
またショートしやすい方にも良いかもしれません。
逆にインサートパターは、打感が柔らかいため、
ストロークで距離感を出したい方に良いように思います。
パンチが入って強く打ってしまうという方に合いやすいかもしれません。
パターを変えただけでスコアが劇的に変わることはあまりないと思いますが、
自分のタイプに合った物を使い、納得のいくゴルフが出来ると
また新たな発見もあるかもしれません。
「余談」
パターの芯に当たった時と、当たらなかった時では、跳ね方が全く違いました。
芯に当たらなかった場合は、両パターとも約7~8cm跳ねませんでした。
パターは簡単そうに見えますが、ショートをする原因の一つは
芯に当たらない事も一つかもしれません。
もしよければ参考にしてみて下さい。