「パットイズマネー」の言葉にあるように、プロゴルファーの試合を見ていても、
ほとんどの選手がドライバーはフェアウェイ。
ミスしてもせいぜいセミラフ。セカンドはグリーンを捉えるか、
外しても寄せワンのアプローチ。
という流れの中で最終的に勝敗を分けるのは
やはりパターの精度ではないでしょうか。
何百万、何千万の賞金のかかったウィニングパットは、
私たち一般ゴルファーには想像もつかないプレッシャーだと思います。
さて、アマチュアの私たちは日々、ショットの練習こそ一生懸命やりますが
「パターの練習も日頃からみっちりやる!」という方は多くないと思います。
今回は「ゴルフの当日にパッティンググリーンでしか練習しない」
と言う方であってもスコアアップしていただけるよう、
谷汲のキャディさんから、キャディ視点で見た
パッティングのポイントを上げてもらいました。
①距離感を合わせる
どんなに遠い所から打ったとしても、
カップの半径50センチ以内に止められれば、3パットは激減することと思います。
ロングパットにおいては、カップの周囲50センチの円に入れる事を重視し、
登りや下りの傾斜に合わせた距離感で打つ事が、好結果に繋がると思います。
②ラインの読み方
ラインを読む際には、まずはグリーン全体の傾斜を見た上で、
ボールとカップ付近のラインを読むことで、
錯覚に惑わされずに正確な傾斜が見えてきます。
特に注意すべきは「カップの横」に球がある場合です。
横に付いた時ほど、全体の大きな傾斜を見落としがちで、
何気なく打ったらとんでもなく曲がって球があらぬ方向に...
といった事が起きがちです。
③練習グリーンでその日のグリーンの速さを掴む
季節や天候、時間によっても、グリーンの速さは変化します。
ラウンド前はたとえ5球でも良いので、
パッティンググリーンでグリーンの速さを把握してからスタートしすることで、
1ホール目から気持ちに余裕を持ったパッティングが出来ると思います。
キャディさんは日々、お客様にお供しながらグリーンの勉強をしています。
谷汲カントリークラブはキャディ付のゴルフ場ですから、
ラインで迷った時はキャディにお尋ね下さい。
きっとスコアアップのお役に立てると思います。
パターはスコアの約半分を占めていることもあり、
大幅なスコアアップも可能となります。
たとえ1ラウンド5打縮めることが出来れば、
トータルスコアの「見栄え」も違うものになるのではないでしょうか。