お客様にプレーをより楽しんで頂くために、
毎日ホールカップの位置を変更しています。
今回はカップ切り(ホールカップ位置変更)の作業をご紹介致します。
同じグリーンでもホールカップの位置が数十センチ変わるだけで、
パッティングのラインは大きく変わります。
お客様に毎回新鮮な気持ちでグリーンを楽しんで頂ける様、
またグリーンの芝生の育成・保護も考慮しカップの位置を決めております。

まず、既存のホールカップをグリーンから優しく抜き取ります。
そして変更するホールカップの位置の芝生の状態を確認し、
「ホールカッター」という器具を使い、水平器で水平を確認し芝生に差し込んでグ
リーンの土ごと芝生を抜き取り、ホールカップの穴を開けます。
そこにホールカップを差し込みます。

真っ直ぐ穴を開けないとピンフラッグが真っ直ぐ立ちません。
真っ直ぐに立っているピンフラッグはボールを当てるとカップインしやすいのです。
以前使用していたカップの穴に新しく切った芝生を埋め戻さなければグリーンに
穴が開いたままになってしまいます。
抜き取った土と芝生を平らになるよう綺麗に戻すのは毎日カップ切りをしている
ベテランスタッフでも難しく、熟練を要します。

最後に新しく切ったカップにピンフラッグを差し斜めになっていないかを
周りから再度確認をします。
ホールロケーション表に新たなホールカップの位置を記入し作業終了です。
コース管理スタッフが毎日、愛情を込めて管理している高速グリーンを、ぜひ楽しんでください。